4K、8Kなど高解像度時代、またネット配信時代の幕開けとともに、映像コンテンツ制作のフロー、ツールを始め、最終的な視聴デバイスに至るまで、これらは加速度的に進化し多様化し続けています。
映像コンテンツ制作に携わる我々は、ややもすればこれら目まぐるしく変容する状況に翻弄され、未来に向けての指針がなかなか定められない状況であるのも事実です。
・実際の映像制作の現場では何が求められているのか?
・これからの映像コンテンツビジネスはどうなるのか?
この度、映像プロセス部会では、二人の講師をお招きし、あらためて我々の足元を見直すテーマについて考察を深めるセミナーを企画いたしました。
このセミナーが映像技術と映像ビジネスの両面から皆様の未来に向けてのヒントになれば幸いです。 |
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日 時 |
2017年7月14日(金)14時~18時(受付13:30~) |
場 所 |
富士フイルム(株)西麻布本社1Fホール
(東京都港区西麻布2-26-30)
アクセス
http://as.chizumaru.com/ffshop/detailmap?account=ffshop&accmd=1&bid=980196 |
会 費 |
会 員 3,000円
(協会個人会員、法人会員社、関連団体※関連団体一覧を参照)
非会員 6,000円 |
お申込方法 |
下記申込フォームよりお申込下さい。
団体でのお申込は、団体申込フォームをダウンロード頂き、
FAXまたは、メールにてお申込下さい。
団体申込フォームダウンロード word版 pdf版
※キャンセルをされる場合は、開催2日前(7/12)までにお申し出下さい。 |
お支払方法 |
請求書を発行後振込 または 当日受付にて(領収書発行)
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【主 催】 |
(一社)日本映画テレビ技術協会 映像プロセス部会 |
【問合せ】 |
(一社)日本映画テレビ技術協会 担当:吉野、山田
Tel:03-5255-6201 Fax:03-5255-6202 E-mail:seminar@mpte.jp |
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スケジュール |
14:00~14:05 |
開会挨拶 |
14:05~15:35 |
<第1部>
高解像度時代に考える、映画の適正解像度とは何か
~人に与える映像の印象は解像度より階調にある~
講師:会田正裕氏
撮影監督/(株)アップサイド 専務取締役 兼 映像本部長)
「映画にとっての高解像度の正体」(スクリーンから4Kテレビまで)
4K、8Kなどの高解像度映像が映画の映像にどのような未来をもたらすのだろうか、また現在はどのような結果を示しているのだろうか。
一般的な劇場の視聴において、4Kなどの高解像度映像の効果を活かせない状況があります。視聴環境に依存する解像度の正体を突き止め、本質的な次世代高画質映像を獲得する上で、今知るべきことがあります。またTVでの高解像度映像の視聴距離問題や、見え過ぎなどによる表現効果の不安定要素はどのように考えるべきでしょうか。
4K映画、HDR映像などを手がけてきた経験から、実験的試みで今年公開の「相棒-劇場版Ⅳ」と現在公開中の「TAP-THE LAST SHOW」はあえて2K撮影を行いました。
それらの経験から、解像度は高画質表現の一つの手段であると実感するに至りました。
映像の進化の歴史の中、4K、8K時代の我々に課せられた責任は重大です。高画質映像の未来図を描きましょう。 |
15:45~17:15 |
<第2部>
映画興行市場の最新トレンドと技術動向
講師:川上一郎氏(デジタルルックラボ 代表)
世界の映画スクリーンは95%がデジタル化されたが、すでにVPF契約により導入された機器が契約満了となり更新時期を迎えている。蛍光体励起型レーザープロジェクターが市場を伸ばしており、今後のVPF更新需要に対して主役となりそうである。一方で、ハリウッドメジャーが封切り後3週間でプレミアムVODを開始するとの報道も続いており、映画興行の観客動員力が大きく変化する可能性もあることから、映画館チェーンでの生き残りをかけた取り組みが行われている。
また、ネット系動画配信に参入しているアマゾンは系列のアマゾンスタジオがサンダンス映画祭で大々的に作品買い付けを行う等積極的に活動しており、ネットによる脚本募集や作品売り込み用パイロット版投稿サイト開設などを行っている。そして、HoloLensやPlayStationVR等のVR/ARゴーグル等の普及に伴い、映画作品の二次利用・三次利用市場としてVR/AR向けの新規市場開拓が大きな話題となってきている。今後の動向を注目したい。 |
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※講演内容等変更になる場合があります。 |
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関連団体 |
一般社団法人映画産業団体連合会、NPO法人映像産業振興機構、公益社団法人映像文化製作者連盟、一般社団法人外国映画輸入配給協会、全国興行生活衛生同業組合連合会、一般社団法人全日本テレビ番組製作社連盟、NPO法人テレビ日本美術家協会、一般社団法人日本アド・コンテンツ制作協会、協同組合日本映画監督協会、協同組合日本映画撮影監督協会、一般社団法人日本映画製作者連盟、協同組合日本映画・テレビ照明協会、協同組合日本映画・テレビ美術監督協会、協同組合日本映画・テレビ編集協会、協同組合日本映画・テレビ録音協会、一般社団法人日本映像ソフト協会、公益社団法人日本照明家協会、NPO法人日本ビデオコミュニケーション協会、一般社団法人日本ポストプロダクション協会、一般社団法人日本民間放送連盟、公益財団法人ユニジャパン(五十音順) |